夏祭りに行くと必ず見かける「金魚すくい」。お酒を飲んだノリで、浴衣女子にモテたくてついチャレンジをしてみたものの、育て方がイマイチわからない…なんてことがあるかもしれない。そこで、今回は屋台ですくった金魚を長生きさせる飼育法を紹介。水道水で大丈夫? エサはどうすいればいい? どれくらい長生きするの? といった気になる疑問にお答えします!
これが基本! お祭りから持って帰ってきた金魚の育て方
① バケツを用意する
自宅に帰ったら、大きめのバケツを用意して水道水を入れます。水道水には、金魚に有害な重金属や塩素が入っているので、直接移し替えるのはNG。熱帯魚店やホームセンターなどに売っている水質調整剤を使い水質を中和してください。
② 金魚を移動させる
次に、金魚すくいの水からバケツの中に移動させます。水温と水質の急激な変化は、金魚に負担がかかるので、少しずつ混ぜながら入れるようにしましょう。
③ エサを与えるのは翌日以降
買ってきた当日は、エサを与えないでください。食べ残すと水が汚れてしまいます。翌日、様子を見ながら市販のエサを少しずつ与えるのがよいでしょう。もしエサに見向きもしなければ、無理強いしなくて大丈夫。金魚は1~2週間ほど食事をしなくても問題ありません。
④ 長生きさせるコツ
金魚の一般的な寿命は10年~15年といわれています。長生きさせてあげるには、環境を整えることが大切。水の汚れ具合や、魚の数で水替えの期間や分量を決めましょう。一気に水を入れ替えるのではなく、1/3~1/4くらいずつ、定期的に交換するのが望ましいです。また、ぶくぶくと泡が出る「エアーレーション」を弱めに入れてあげると、酸欠を防ぐことができます。
縁日ですくった金魚はすぐに死んでしまう…というイメージが強いけれど、正しい知識を身につけておけばきっと寿命を延ばしてあげることができるはず。金魚は小さくても、ひとつの命。大切に育ててあげましょう。