2016年8月4日に石田衣良の新作「西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII」が発売されました。今回は、石田衣良原作のドラマ化された池袋ウエストゲートパーク(通称:IWGP)の舞台となっている池袋を歩いてみたいと思います。
目次
池袋ウエストゲートパークって何?
池袋で起こった事件を解決していくストーリー
IWGPは、2000年に石田衣良原作でドラマ化された物語。内容は、東京の池袋西口公園近くの果物屋の息子で“池袋のトラブルシューター”と呼ばれる真島 誠(長瀬智也)が、依頼されて難事件を次々と解決していくというストーリーです。誠は相棒のマサ(佐藤隆太)と池袋でボーリングしている時に、G−BOYSのキング・タカシ(窪塚洋介)と出会いました。ヒロインのヒカル(加藤あい)とリカ(酒井若菜)と出会ったのもIWGPです。その他にも謎の少年シュン(山下智久)や敵対するブラックエンジェルズの山井(坂口憲二)など現在の名女優名俳優と呼ばれる方々が登場しています。
ドラマ版IWGPは実際の池袋が舞台。今回はロケ地となった場所を巡っていきたいと思います。
IWGPロケ地巡り①:『池袋西口公園』
IWGPの由来となる場所、Gボーイズのたまり場
誠とマサが度々たむろする場所のロケ地となったのが池袋西口公園。ドラマの影響からか、当時はカラーギャングが出没するという社会現象が生まれました。
画像出典:David Chung 鍾
実際の池袋西口公園は、東京芸術劇場の前ということもあってか人型のオブジェが並び、夜間はライトアップされ落ち着いた雰囲気を保っています。
余談ですが、池袋西口公園の英語表記は「Ikebukuro Nishiguchi Park」なので「IWGP」という場所は存在しないのです。
IWGPロケ地巡り②:『サンシャイン通り』
池袋の西側 IWGPまでの通り道、事件の舞台となる場所
覚えた数字は絶対に忘れない少年ヒロキ(鈴木藤丸)と誠が出会ったのはこのサンシャイン通り。人の数や星の数を数えるのにぴったりの場所だったみたいです。
画像出典:Dick Thomas Johnson
実際のサンシャイン通りは、池袋駅東口に位置しています。通りはヤマダ電機LABI1日本総本店池袋南側から、東京都道435号音羽池袋線の間を結ぶ全長400メートルの道まで。東口の繁華街を通っているため人通りも多く、賑わいをみせています。
IWGPロケ地巡り③:『びっくりガード』
池袋の南側 ブラックエンジェルズのたまり場
G−BOYSと敵対関係にあるブラックエンジェルズのたまり場は、池袋の南口を出たすぐの広場です。夜に撮影されていたこともあり、周囲は怪しい雰囲気を漂わせる建物によって取り囲まれていました。
画像出典:Asanagi
びっくりガードは、池袋駅南端に接する鉄道橋およびその一帯の通称。実際の池袋南側は東側に比べかなり静かで宿泊施設が点在しています。「びっくりガード」の由来は、昔通っていた列車が轟音を高架下に鳴り響かせていたからだそう。
IWGPロケ地巡り④:『池袋東口駅前』
最終話 全面対決の地
G-BOYSとブラックエンジェルズそして誠の対決の場所となったのが、池袋東口広場近くの空き地。当時のカラーギャングはチームカラーのバンダナを首や手首に巻いて、服装もワンカラーで統一していたそうです。
画像出典:Ray Tsang
空き地となっていた場所は現在、駐車場となっています。東口は大型商業施設が多く立ち並び、飲食店も豊富なエリア。休日は観光客や買い物客が多く集まります。
実際の池袋ってどんな街?
安い・早い・美味い街。
池袋ウエストゲートパークの舞台となった池袋歩いて見ていかがでしたか。ドラマの中の池袋はカラーギャングの抗争や殺人事件が起こる場所で治安が悪いというイメージが根付いていますが、実際の池袋は住みたい街ランキングで7位に入るほど住み心地の良い街となっています。また、ターミナル駅のためどこに行くにもアクセスしやすくて便利。激安スーパーやドン・キホーテなどお店が充実していてお買い物にも困りません。毎日のご飯は、ファーストフード店から個人経営の本格的なお店まで選び放題です。人で賑わっている場所もありますが、居住エリアは閑静な住宅街となっていることがほとんど。
非常に便利で治安が良くなった池袋で一人暮らししてみませんか。