「ペット可物件」は、どんな動物を飼ってもOK?

念願の一人暮らし。新しい街、新しい部屋にワクワクする反面、家に帰っても「おかえり」という声が聞こえず、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。もしあなたがペット可物件に住んでいるなら、かわいい動物を飼って心の隙間を埋めてもらうのもいいかもしれません。

そしてどうせなら犬や猫ではなく、小動物やは虫類などの少し変わったペットを飼ってみたい、でも、ペット可物件って、どんな動物も飼っていいの?iettyでチャットセンター長を務める帆足さんに話を聞いてみました。

ハムスター・ウサギ・シマリス:ゲージの中にはいる小動物でも…

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――ハムスター・ウサギ・シマリスなどの小動物は、成長してもそれほど大きくならないのが特徴。エサ代もそれほどかからなそうなので、一人暮らしでも気軽に飼うことができそう。これならもペット可物件の許容範囲に入っていますか?

帆足:難しいかもしれませんね……。実は、ペット可物件で容認されている動物は、犬が猫くらい。ゲージの中で飼えるハムスターやモルモットであっても、室内で逃げだしたら大変。万が一、壁や柱を食べてしまうと、退去時にトラブルへ発展してしまう可能性もあります。

まとめると…サイズの小さい動物でも、設備を傷つける可能性の高いものは許可されないことが多い

は虫類はさらにハードルが上がる

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――では、は虫類も同様に飼うのは難しいのでしょうか?

帆足:トカゲやイグアナなどのは虫類はハードルが高いかもしれません。動物愛護法により特定動物に定められているので、オーナーだけでなく、自治体の許可が必要になってきます。
鳴き声が小さい鳥や逃げる心配のない熱帯魚などをこっそり飼っているケースも聞いたことはありますが……。基本的にオーナーの許可を得なくては飼ってはいけません。

まとめると…は虫類の飼育は自治体の許可が必要なことが多いので、まずはそこを確認しよう

ペットを飼いたくなったらオーナーに相談を

そもそも、国土交通省が作成している管理規約のモデル「中高層共同住宅標準管理規約」には「飼育を認める場合には、動物等の種類及び数等の限定、管理組合への届出又は登録等による飼育動物の把握等のための規定を定める必要がある」と書かれています。つまり、ペット飼育の禁止・容認、どの選択肢を選ぶかはオーナーとの相談次第ということ。飼育方法・成長後の大きさ・鳴き声の有無などをきちんと説明をすれば、許可が下りることもあるそう。

一人暮らしの寂しさに耐えられない……!と衝動的にペットショップで購入する前に、まずはオーナーにご相談を。

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