宅配ボックス初心者のために「仕組み」と「使い方」を解説してみた

不在時の味方、宅配ボックス！！

社会人になって一人暮らしをしていると、平日のうちに荷物を受け取るというのはなかなか難しいですよね。
以前「宅配ボックスのある賃貸物件が便利すぎる7つの理由」でも紹介しましたが、不在の間に届いた荷物を預かっておいてくれる「宅配ボックス」があると非常に便利です。

使ってみれば住まいに必要不可欠な設備になるであろう宅配ボックス。使ったことが無い人にとっては、なかなか不思議な存在なのでは？

そんな宅配ボックス初心者のために、今回はその「仕組み」と、「使い方」を徹底解説したいと思います！

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宅配ボックスには、旧式のオフラインのものと、オンラインを通して遠隔で管理されているものの2種類があります。
その中にも色々な種類がありますが、今回は最もメジャーなタイプのものをご紹介します。

比較的安価で設置できるため、いまだに多くのマンションで利用されているのがオフラインの宅配ボックスです。

宅配業者は、ロッカーのような宅配ボックスに荷物を入れ、4桁の暗証番号を設定します。中に印鑑が入っているポケットのようなものがあるか、捺印装置が付いているものもあるので、宅配業社はそれを受け取りのサインとするのです。

宅配業者は、「◯番の宅配ボックスに荷物を入れました。暗証番号は＊＊＊＊です」という内容が記載された不在お届け表を、受取人の方の郵便ポストに投函します。それに記載された暗証番号を入力することで、荷物を受け取ることができる、というものです。

ロッカーの利用状況や異常を常に管理するために、オンラインでコントロールセンターと繋がった宅配ボックスも存在します。マンションの戸数分宅配ボックスが設置されており、カードキーを使って解錠できるものもあります。

もし深夜にカードキーを紛失したり、操作方法を間違えたなどのトラブルが起こっても、コントロールセンターは24時間体制で感知しているため、遠隔操作で宅配ボックスを開けてもらうことも可能です。

荷物が届いた際はメールで連絡が来るなどのきめ細かいサービスがあるので、受け取りに関するトラブルを軽減することもできます。

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宅配ボックスのメリットは、不在の時でも荷物を受け取れる、ということだけではありません。

佐川急便、ヤマト運輸などの運送会社は、宅配ボックスの運営会社と連携し、宅配ボックスから荷物を発送するというサービスを行っています。事前に会員登録が必要ではありますが、わざわざ運送会社やコンビニに寄って配送伝票に記入するという手間が省けます。

また、マンションのオプションによってはクリーニングの取次ぎや、カーシェアリングをしている方の鍵の受け渡しもできるというから驚きです。せっかく設置されている宅配ボックス。配達を待つという無駄な時間を省くために、活用してみてはいかがでしょうか。

宅配ボックスは、防犯面でも大きな効果が期待できます。

荷物を受け取るためには、エントランスのドアを解錠し、マンションの中に宅配業者を呼ばなければなりません。マンション内に宅配業者が立ち入ると、建物内のプライベート性が下がります。特に一人暮らしの女性は、なるべく外部の人間との接触を避けたいと思う方も多いのではないでしょうか。

宅配ボックスはエントランスの外に設置されているので、マンション内に人を立ち入らせることも、外部の人間と接触することもなく郵便物を受け取ることができます。一人暮らしで防犯面が気になる方は、利用して損はないかもしれません。

一方で、旧式オフラインの宅配ボックスは、暗証番号が記載されたお届け表をポストから抜き取り、荷物を盗み出すという犯罪や、荷物を受け取っていないというクレームが多いようです。そのトラブルの多さから、暗証番号を使用するタイプの宅配ボックスの利用を制限している運送会社もあります。

便利な機能ではありますが、荷物の補償責任を回避するためにはやむを得ないことなのでしょう。

宅配ボックスが設置されたマンションを希望される場合は、カードキーを使用する場所を選ぶことをお勧めします。

使用したことがないという方も、一度使ってみたらその便利さを手離したくなくなるはず。マンションを選ぶ際には、１つのポイントとして視野に入れてみてはいかがでしょうか。