目次
DIYで自分だけのこだわりキッチン
部屋探しのとき、けっこうキッチンって気になりませんか?
特に女性の方は頻繁に使う場所だから、キッチンの綺麗なところがいいですよね。
でも、キッチンの綺麗な部屋は予算オーバー……。
場所も部屋の感じもいいからキッチンが古くてもいいや!と自分に納得させてもやっぱり古くて地味なキッチンにはガッカリしちゃいますよね。
賃貸だから出るときの原状回復費とか気になるし、リフォームは無理だろうなぁ……、この残念なキッチンでやっていくか……、って諦めていませんか?
そこで今流行りのDIYなんです!
DIYとはDo It Yourselfの略で、直訳すると自分でやろう、つまり日曜大工のことなんです!
自分でやるのって難しそう……、なんて不安もあるかしれません。
でも大丈夫!今回は簡単に、しかもお安くDIYで自分好みのお洒落なキッチンにリフォームしちゃう方法を紹介します!
リメイクシートで壁をスタイリッシュに!
残念キッチンによくある古い壁……。清潔感もあんまりないし、なによりお洒落じゃない!でも貼り替えない限りどうしようもできない……、と思いますよね。
そんなときにとても便利なのがリメイクシート!
これを上から貼るだけで一気にお洒落な壁にできちゃうんです。
リメイクシートはデザインも豊富で、百均でも購入できます。ネットでも1m500円くらいから売っていて、リーズナブルですよね。
じっくり考えてデザインが決まったら貼りたい場所の1.5倍くらいの余裕を持って購入しましょう。
それでは実際にどうやってリフォームしていくのか見ていきましょう!
必要な道具
- カッター
- カッターマット
- シートを綺麗に貼るためのスキージー
- 貼ったシートを綺麗に切るための金属ヘラ
- 長めの定規
- カッターマットは雑誌やダンボールなどでも代用できそうですね。
貼り方
①まず、貼りたい場所を中性洗剤などで綺麗にします。汚れがあると剥がれやすくなって、シートがあまり長持ちしません。
②次に、貼る場所の寸法を測ります。測ったら、寸法に合わせて切っていくのですが、実際の寸法よりも3〜4㎝ほど余裕をもたせて切ると貼るときに失敗しにくくなります。ここでカッターマットを引くのを忘れないように!床で切ってて床に傷がついちゃった・・・なんてなったらせっかくのプチプラリフォームが水の泡です。
③切り終わったら貼っていく作業に入ります。
四方に余裕をもたせつつ、スキージーを使って気泡を押し出しながら貼っていきます。一発勝負なので慎重に貼っていきましょう。
※万が一気泡が入ってしまったら気泡の部分をカッターで少しだけ切って空気を逃がします。
一発で綺麗に貼れる自信がないなぁ・・・という人は水貼りという方法がオススメです。
水張りの方法
必要なものは上の道具に加えて中性洗剤を2、3滴加えた水を入れた霧吹きと、マスキングテープ、雑巾です。
①貼りたい場所を綺麗にしたら、霧吹きで満遍なく吹きかけていきます。このとき、リメイクシートの両面にも滴るくらい吹きかけます。
濡れているおかげで位置を動かしやすいのでじっくり場所を決めれます。
②起点が決まったらマスキングテープで起点を止めます。
③止めたら、乾いた雑巾で中心から外側に向かって空気を抜きながら水抜きをします。細かい部分はスキージーを使って丁寧にしごきます。
この二つの方法で綺麗に貼れたら、スキージーでしっかりフチに折り目をつけます。このとき自分の方に折ったシートが向くくらい強めに折り目をつけるのが綺麗に仕上げるポイントです。
折り目をつけれたら、折り目に沿って金属ヘラで余った部分をカットします。
カットし終わったら慎重に余った部分を剥がしていきます。引っかかったら途中でカッターを使いつつ剥がしていきましょう。
剥がせたら完成です!見違えるほどお洒落な壁に変身しているはず!
多めに買ったらシートが余っちゃった……、捨てるのも勿体無いし……、となったらレンジフードや冷蔵庫などの電化製品に貼るのもオススメです。一気にお洒落電化製品に早変わりしますよ。
剥がし方
綺麗にリフォームした壁も、引っ越すときには剥がさないといけませんよね。
貼った場所を傷つけずに剥がす方法ですが、ここで役立つのがドライヤーです。
シートは熱で温めると柔らかくなるので伸びやすくなり、よく剥がれます。
シートの端をめくり上げながら糊のついていない面に向けてドライヤーの温風を当て、ゆっくりヘラを使いながら剥がしていきましょう。なかなか剥がれないときは温めるのと冷やすのを交互に繰り返すとより剥がれやすくなります。焦らず慎重にやりましょう!
残ったシール跡は消毒用アルコールや無水エタノールで綺麗にします。ない場合は家庭用の除菌アルコールでもOK!ただし、質感を損なってしまう場合もあるので、事前に目立たないところで試してからやりましょう。
他にも100均でも売られているシール剥がしを使うのもオススメです。
これで、貼り方も剥がし方もバッチリですね。絶対にもとの壁を汚したくない!という人はもとの壁にマスキングテープを貼って保護してから、上の貼る作業をすると、汚れなくてオススメですよ。
お洒落なだけじゃない!実力抜群の収納棚
古いキッチンにありがちなのが収納の少なさ。これはお洒落うんぬんの前にとても不便ですよね。
もともとないなら作ってしまえばいいんです!
棚を取り付ける前に
棚には調味料や食器など、結構重いものをたくさんしまいますよね。となるとしっかり固定しなくてはなりません。壁を傷つけたくないからといって、接着剤や両面テープだけだとこころもとないですよね。
ここで発想の転換!壁の上に壁を作ってしまいましょう。
つまり、もとの壁の上から穴を開けてもいいようなものをくっつければいいのです。
木の板でもいいのですが、今回はすのこを使ってさらにお洒落にアレンジしてみましょう!
必要なもの
- すのこ
- マスキングテープ
- 接着剤
- のこぎり
スノコはホームセンターだけでなく、100均でも売っています。
取り付け方
①買ってきたすのこの大きさが壁に合っているか確認します。ノコギリを使って好みの大きさに調整しましょう。
②すのこの準備ができたら、壁をマスキングテープで保護していきます。
③保護したら、接着剤をすのこの取り付ける側に満遍なく塗り、しっかり固定します。
これで完成です!
すのこの上からならフックなども取り付けられるので、調理器具などもぶら下げられそうですね。
すのこに棚を取り付けてお洒落なオープン棚を作りましょう!
他にもマグネットボードやコルクボードなども壁を傷つけずにアレンジできるのでオススメです。
取り付けるのは面倒くさそう……、という人は100均のカラーボックスを使ってみるのもいいかもしれません。カラーボックスを自分の好きな色に塗り直したりリメイクシートを貼って、棚を作りたい場所に並べて固定すればOK。簡単にお洒落なオープン棚ができちゃいますよ。
また、つっぱり棒などを取り付ければ、そこにフックをかけていろいろぶら下げることもできちゃいます。
カラーボックスを使えば、シンクの上に棚を作るだけでなく、つなげれば食器棚なんかも自分で作れちゃうので使い勝手がいいですね。
収納は工夫を増やせば増やすほど、便利さもお洒落さもどんどん上がっていくので楽しみながらリフォームしていきましょう!
シンク周りはタイル張りでお洒落に!
次に目につくのがシンク周り。ステンレスでなんだか味気ない……。
そんなシンクを綺麗な白いタイル貼りにしちゃう方法を紹介します!
まずは下準備
しっかり原状回復できるように下準備をしていきましょう!
必要な材料
- プラスチックダンボール(または防水加工したベニヤ板)
- モザイクタイル
- 接着剤
- カラー目地材
- マスキングテープ
- 両面テープ
- キッチン用アルミテープ
まずはタイルを貼るための準備から!
①まずはタイル貼りにしたいところにマスキングテープを貼ります。賃貸のDIYでは欠かせない作業ですね。
②貼れたらその上から両面テープを貼ります。
③そしてあらかじめシンクの形に合わせてカットしたプラダンを貼り付けます。
凹んでいる部分はプラダンを重ねて貼りましょう。
④シンク周りはキッチン用のアルミテープを貼ってプラダンの間に水が入るのを防ぎます。
これで下準備は完了です!
いよいよタイルを貼る作業に入っていきますが、タイルにもいろいろな種類があります。
裏面がネット貼りのタイプ
タイル裏面からネットでタイルを繋げているものになります。
自分の欲しい大きさにハサミで切って使用します。
ネットごと貼り付けるため、接着剤のはみ出しが表面から確認できるというメリットもありますが、貼っている最中に、ずれて目地の間隔がガタガタになってしまうことも。
表面が紙貼りのタイプ
タイルの表面に紙を貼り付けタイルを繋げています。
紙はタイルを貼り付けた後濡れた布巾などで紙を濡らして剥がします。
こちらは紙が貼っていることで、シートに動きが出ないので目地の間隔は綺麗です。ただ、はみ出た接着剤に気づかず固まってしまい、目地がきれいに埋めれなくなることもあります。
タイルがバラバラになっているタイプ
タイルが一つずつばらけているので、貼るのに上の二つより時間がかかります。また、いびつに並んでしまったりと初心者には難しいです。
コーナータイル
角や、曲がっている部分にフィットするように作られたタイルです。
これを使うことでより綺麗な仕上がりになります。
DIYで主に使っていくのは裏面がネット貼りのタイプか表面が紙貼りのタイプです。どちらも一長一短ありますが、日本では紙貼りが主流のようです。
それでは、下準備ができたところで、いよいよタイルを貼っていきましょう!
タイルを貼るために必要なもの
- モザイクタイル
- タイル接着剤
- クシ目ゴテ
- ゴムベラ
- 目地材
- マスキングテープ
- スポンジ
- タッパー(ボウル、バケツ)
- 手袋(ないと手がごわごわに・・・)
貼り方
①まず、タイルを貼る部分以外が汚れないようにマスキングテープで保護します。
②次に、接着剤をプラダンの上に出し、ゴムベラで伸ばしていきます。
厚さが均等になるように気をつけましょう。
③接着剤が満遍なく広がったら、クシ目ゴテで筋付けをしていきます。これをしておかないと、タイルの間から必要以上に接着剤がはみ出してしまいます。
④接着剤の上からタイルを載せます。このまま乾くまで1日待ちます。
⑤乾いたら目地材を塗っていきます。目地材を水で手で混ぜて作り、ゴムヘラで目地が埋まるようにしっかり目地の間に塗り込んでいきます。
⑥塗り終わったらしばらく放置し、半乾きの時に固く絞ったスポンジでなでるように余分な目地材を拭き取っていきます。しばらくたったら布でタイルの表面を拭いたら完成です。
これで白くてピカピカのシンクの出来上がりです!
一気に雰囲気が明るくなって華やかな印象になりますね。
憧れの広々キッチンカウンターも夢じゃない?!
キッチンカウンターの広い最新式のシステムキッチン。
料理をする人なら誰しも一度は憧れたことがあるんじゃないですか?
そんなキッチンがあなたの家にも簡単に作れちゃう方法があるんです!
キッチンカウンターをDIY!
必要なもの
- カラーボックス
- ベニヤ板
- L字金具
- 両面テープ
作り方
①カラーボックスは100均でも売っているので自分の好みの大きさのものを見つけましょう。
ここでは大き目のカラーボックスを二つ使っていきます。
まず、ベニヤ板を2枚横にしてカラーボックスを上下で繋ぎます。
このときL字金具を使うとしっかり固定できます。
②繋げたら、空いているスペースをベニヤ板を並べて埋めていきます。
③全部埋まったら自分の好きな色にカラーリング、またはリメイクシートを貼ってもいいですね。
④次に天板を取り付けるためにカラーボックスの上の部分に両面テープを貼ります。
⑤両面テープの上にベニヤ板を並べて、天板を作ります。このベニヤ板は前もって自分の好きな色にカラーリングをしておきましょう。
これで自作キッチンカウンターの完成です!
広々としたキッチンカウンターができただけでなく、カラーボックスに収納もできるので便利ですね。もっと広くしたい場合はカラーボックスの数を増やしていけばOKです。
まとめ
他の条件は完璧だけどキッチンが古いからこの部屋は諦めよう……。
逆にこの部屋に引越ししたもののキッチンが古すぎて他のインテリアが決まらない……。
なんて思いとはもうさよならですね。
気に入らないなら自分で作っちゃえばいいんです。
毎日使うキッチンだからこそ、みんなが羨ましくなるようなお洒落なキッチンにして、料理もインテリアも存分に楽しみましょう!
3happening