通勤ラッシュで電車の遅延に遭遇したら
この春から東京で新生活を始める皆さん、住む場所はもう決まりましたか?
東京に上京するのは初めてという人も、引っ越しして環境が大きく変わるという人も、通勤・通学で毎日電車を利用する人がほとんどですよね。
住むところの環境も大事ですが、毎日満員電車にギュウギュウ詰めに……というのもツラいものです。
混雑する通勤ラッシュの電車の中でも、自分の時間を作り出すというのもひとつの方法ですが、できることなら座れなくても、せめて息苦しくないゆとりをもった通勤・通学環境がいいというのが本音ですよね。
今回は、通勤・通学にフォーカスして、路線別・エリア別に混雑状況をご紹介します。
ぜひ、お部屋選びや通勤・通学ルート選びに活用してみてくださいね。
混雑率180%以上!?通勤電車の混雑率ランキング!
混雑率とは、その名のとおり、電車内の人の混み具合を表す指標です。
ここでは、朝の通勤ラッシュ時に混雑率が180%を越える路線の区間と行き先エリアをまとめてみました。
※混雑率180%は、『折りたたむなど、無理をすれば新聞を読める』くらいの状況といわれています。
※平成25年度、国土交通省が発表した「東京圏における主要区間の混雑率」をもとに作成しています。
【1位】混雑率:200%
JR東日本 京浜東北線(上野-御徒町間)
(出典:wikipedia)
■ 混雑時間帯:8:00~9:00
■ 本数:26本
■ 行き先:秋葉原・東京駅周辺エリア
【2位】混雑率:199%
東京地下鉄 東西線(木場-門前仲町間)
(出典:東京メトロ)
■ 混雑時間帯:7:50~8:50
■ 本数:27本
■ 行き先:東京駅周辺エリア
【3位】混雑率:199%
JR東日本 総武線(緩行)(錦糸町-両国間)
(出典:wikipedia)
■混雑 時間帯:7:34~8:34
■ 本数:26本
■ 行き先:秋葉原・東京駅周辺エリア
【4位】混雑率:194%
JR東日本 中央線(快速)(中野-新宿)
(出典:wikipedia)
■ 混雑時間帯:7:55~8:55
■ 本数:30本
■ 行き先:新宿エリア
【5位】混雑率:193%
JR東日本 横須賀線(武蔵小杉-西大井)
(出典:wikipedia)
■ 混雑時間帯:7:34~8:34
■ 本数:10本
■ 行き先:品川周辺エリア
【6位】混雑率:188%
小田急 小田原線(世田谷代田-下北沢)
(出典:小田急電鉄)
■ 混雑時間帯:7:47~8:49
■ 本数:29本
■ 行き先:新宿エリア
【7位】混雑率:183%
東急 田園都市線(池尻大橋-渋谷)
(出典:wikipedia)
■ 混雑時間帯:7:50~8:50
■ 本数:29本
■ 行き先:渋谷エリア
【8位】混雑率:183%
JR東日本 東海道線(川崎-品川)
(出典:wikipedia)
■ 混雑時間帯:7:39~8:39
■ 本数:29本
■ 行き先:品川周辺エリア
7時から9時の通勤・通学の時間帯には人口が多く、大学やオフィスが立ち並ぶ東京駅・品川駅・新宿駅・渋谷駅へ向かう電車が混雑する傾向にあります。
その一方、都内の主要路線でも通勤時間帯で比較的空いているという路線もあるんです。
今度は、そんな狙い目な路線をご紹介します。
エリア別狙い目路線
目的の駅まで、「どうしてもその路線を使わなければ行けない」ということでなければ、これだけ路線ひしめく大都市東京。迂回のルートや徒歩で行けるようなほかの駅が近場にあった、なんてことは少なくありません。
せめて上記に挙げた激混みルートは、なるべく避けて通りたいものですよね。
ここでは、新宿・渋谷方面エリアと東京・品川方面エリアに分けて、少しはゆとりをもって通えるルートをお教えします!
▼ 東京・品川エリア
中央線各駅停車
(出典:全国ひとり暮らし.com)
中央線は混むイメージがあるかもしれませんが、少し時間はかかりますが各駅停車だったら、快速に比べて車内は大分余裕があります。朝が強い方は、少し家を出る時間を早めるだけで、快適な通勤時間を過ごせますよ。
都営浅草線
(出典:東京都交通局)
都営地下鉄線は、ほかの路線と比べて、比較的空いていおり狙い目の路線です。
都営浅草線は、このエリアでは混雑率最大113%と低く、余裕を持って乗れそうです。
東海道線(品川~)
(出典:スマイティ)
東海道線の川崎-品川間は、混雑率183%の激混み路線ですが、品川で降りる人が多いので、品川-東京間は意外と空いています。その間を使うルートを考えるのもアリですよ。
東武伊勢崎線
(出典:関西人のための東京鉄道路線ガイド)
急行や準急でなければ、激混みというほど混雑はしない路線で、日比谷線直通運行もあり、さまざまなアクセスが可能です。
また、全路線に共通していえる事ですが、始発駅から乗車することで座席を確保するというのはとても有効です。
京成本線
(出典:wikipedia)
千葉方面の路線としては、通勤時間帯の混雑率が低く、この方面からの長距離の出勤・通学の予定の方にはおすすめ路線です。
▼ 新宿・渋谷エリア
都営新宿線
(出典:東京都交通局)
都心を東西に貫く路線ですが、東西線などに比べてもかなり空いているので、おすすめ路線です。
ただ、後方の車両は乗り換えの都合上、混雑する傾向があるので要注意です。
西武新宿線
(出典:西武鉄道)
西東京エリアにお住まいの方に利用される路線で、通勤時間帯も最近では他の路線と比べてみても空いてきているようです。ただ、朝の時間帯は速度を落として運行することが多く、時間には余裕を持ったほうがよさそう。
東武東上線
(出典:サンルーム)
川越方面から池袋エリアに通勤・通学される方に利用される路線です。こちらも急行・準急に比べ各駅停車の方が余裕があるので、各停の駅が最寄のお住まいを探してみては?
最後に
都心に通勤・通学するには、多少の差はあったとしても、やはり電車のラッシュは避けられない宿命といえます。
毎日混雑している電車の中、我慢して通うか、少し家を早く出てラッシュ時間を避けたり、各駅停車に乗るなど、ここで紹介した狙い目路線を参考にするのもおすすめです。
また、東京に長く住んでいてもなかなか知られていない、当駅始発駅の知識をつけて、うまく活用するのも賢い選択。
会社や学校に行く前の大事な朝の時間ですから、気持ちよく過ごしたいですね。
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