賃貸物件のサイトを眺めているとたまーに条件の欄に「水道料無料」・「水光熱費不要」なんて表示されている物件がありませんか。水光熱費が無料になったら生活するのがとても楽になりますよね。しかし、そんな都合の良い物件ってあるのでしょうか。あるとしたらどういう仕組みで無料になるのでしょうか。そんな疑問をiettyの専門家にアドバイスをもらいながら解決していきます!
目次
水道代無料って本当?
嘘!ほとんどが家賃上乗せシステムを導入
賃貸物件の広告をみると「水道代無料」・「水光熱費不要」なんて物件がありますよね。ですが、どの家にも水道代金はかかります。無料になるということは、よほどの事情がない限り、月々の家賃に水道代が上乗せされていると考えて良いでしょう。大家さんがまとめて水道局に支払い、「水道代」という名目で料金を徴収していないだけです。
なんで水道代無料って広告するの?
家賃上乗せにせざるを得ない事情があるから
では、なぜ大家さんは「水道代を家賃に上乗せ」する必要があるのでしょうか。
水道代は水道メーターの口径の大きさと使用水量に応じて算出するのが一般的ですよね。実は、この水道メーターが家賃上乗せシステムを導入せざるをえなくさせているのです。共同住宅の場合は、全部屋を対象とした水道メーターを1個設置している場合と、各部屋ごとに水道メーターを設置している場合の2種類に分けられます。前者は、 水道メーターが1個しか設置されていないため、個別に使用料金を徴収することができません。 その結果、大家さんが想定される使用量の水道代を最初から家賃に含め、「水道代無料(家賃に込)」物件として広告を出すのです。
画像出典:Creative Commons Attribution 1.0
水道代無料のデメリットってあるの?
入居者側・大家さん側双方にデメリットが生じる可能性有
水道代家賃上乗せシステムは大家さんと入居者共にマイナス面があります。
入居者にとっては、使用した量よりも多く料金を徴収されているかもしれないというデメリットが発生するのです。大家さんにとっては、入居者が想定量を超えて使用し多額の水道代が請求されるかもしれないという不安を毎月迎えることに。
その結果、入居時に「水道代無料(家賃に込み)」と謳っていても、 一定量を超えた場合は、個別に徴収するという特約 を大家さんと結ぶことになるのです。「水道代無料」だからと言って、使いたい放題ではないことを肝に銘じておきましょう。
「水道代無料」の物件がお得かどうかを見極める3つの方法
iettyの専門家が伝える、水道代無料物件の見極め方
「水道代無料」というのは表示上だけで、実際は家賃に加算されていることは理解していただけましたか?プロの不動産屋iettyの専門家に聞いた見極める3つの方法是非実践してみてください。
「水道代無料」とても魅力的な言葉ですが、自分にとって得か損かきちんと見極めることを忘れないようにしましょう。
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