こんにちは!イエマミレ編集部です。
突然ですが、お部屋探しのときに、建物の構造って意識してますか?
建物の構造ごとに特徴が違っていて、それぞれにメリット・デメリットがあるので、お部屋探しにおいて建物の構造を意識することは意外と重要です。
今回は、代表的な3種類の構造についての特徴をまとめました。
ぜひ、お部屋探しの参考にしてくださいね。
建物の代表的な構造
代表的な建物の構造は
- 木造
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造(RC造ともいいます)
の3種類。
木造は、木の柱に壁を貼っていく構造で、柱の間には断熱材や防音材が入ります。
鉄骨造は、鉄鋼製の柱や梁を使っており、イメージとしては木造の木の部分が鉄骨になる形です。
鉄筋コンクリート造は、鉄筋の周りにコンクリートを流して固める工法で、鉄筋とコンクリートがそれぞれの弱みを補いあって非常に頑丈なつくりになります。。
どの構造が住むのに一番適しているの??
それぞれの建物にどのような特徴があるのかがわかりました。次は、建物の構造ごとに、どのようなメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。
賃貸住宅における構造上の着目ポイント
木造
メリット
- 家賃がお手頃
- 自然素材
デメリット
- 比較的音が通りやすい
- 断熱性能が高くない
鉄骨造
メリット
- 家賃がお手頃
デメリット
- 比較的音が通りやすい
- 断熱性能が高くない
鉄筋コンクリート造(RC造)
メリット
- 遮音性能が高い
- 断熱性能が高い
- 気密性が高い
デメリット
- 家賃が高い
それぞれの耐震性は?
ちなみに、「やっぱり地震に強い建物が安心。」という場合は、鉄筋コンクリートが一番強い作りなのでオススメですが、
1981年の建築基準法改正後の、新耐震基準の建物だとどの構造でもそこまで耐震性に差はないため、1981年以降に作られた建物であれば、あまり構造を気にする必要はないでしょう。
3大構造まとめ
防音性能はおおむね、木造→鉄骨造→鉄筋コンクリート造、となるので、音を気にする人は鉄筋コンクリート造に絞って探すのがオススメです。
ですが鉄筋コンクリート造でも、築年数の経っている物件の場合はサッシの部分などから音が入りこんでしまうことがあるため、注意も必要です。
また、鉄筋コンクリート造の場合は、隣のお部屋との境が鉄筋コンクリートの壁になっているかも重要です。
(建物自体が鉄筋コンクリートでも、部屋と部屋の境は鉄筋が入っていない場合があるのです!)
部屋の壁をコンコンと叩いてみると、音の違いでわかる場合はありますが、コンクリートの上からボードを貼っていることが多いため、簡単には判断できないことも。もし気になる場合は、不動産会社か大家さんに聞いてみましょう。
ちなみに、防音・断熱性能は構造の違いだけではなく、使用する防音材・断熱材によっても異なるため、同じ構造でも築浅物件で新しい材料を使っているお部屋のほうがオススメです!
その他の構造
最後に、最近増えてきている気泡コンクリート造という構造についても説明します。
気泡コンクリート造とは、軽量化したコンクリートのパネルを使用する構造で、木造より防音性、断熱性が高く、鉄筋コンクリート造よりコストがかからないため家賃を安く抑えられるという、ちょうど木造・鉄骨造と鉄筋コンクリートの中間のような構造です。
一概には言えませんが、木造・鉄骨造と鉄筋コンクリートそれぞれの長所を備えたいいとこどりとも言えるので、お部屋探しの際には気泡コンクリート造の建物も探してみるといいかもしれませんね。
まとめ
建物の構造ごとの特徴は理解できましたか?
もちろん、構造だけでその物件の良し悪しが決まるわけではないので、実際に気になったお部屋があれば、見て、聞いて、触れてみるのがベストですが、お部屋探しで参考にするポイントの一つになれば幸いです!
みなさんが良いお部屋に巡りあえますように!
3reprieve