お部屋探しで重要な要素、内見について説明します!
目次
初めての一人暮らしは必ず内見に行こう!
引越しが決まってまず一番最初にするのは部屋探し。
引越しの理由は進学や転勤などいろいろあると思いますが、新しい生活が始まる部屋探しは楽しいものです。
知っている方も多いと思いますが、部屋を借りるまでのだいたいの流れは、ネットや不動産会社などで気になる部屋を見つける→内見に行く→申し込みをする→審査→契約といった形になります。
ここで一番大事なのが「内見」です。
引越しに失敗しないかどうかは「内見」に左右されるといっても過言ではないでしょう。
今回は「内見」とはどんなものなのか、失敗しないコツなどを紹介していきます!
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内見って何?内覧との違いは?
内見と内覧は、どちらもお部屋を実際に見に行くこと
全く引越しをしたことのない方にはあまり聞きなれない言葉かもしれません。
内見というのは、建物の内部見学の略で、図面等で気に入った物件を実際に見に行くということです。
また、内見という言葉とともに、内覧という言葉を聞いたことがはありませんか?
同じような用法で用いられることが多いので違いがあるのかと疑問に思っている方も多いかと思います。
日本語的な意味としてはどちらも「気になる部屋を申し込み前に見にいく」といった意味になります。
不動産業界では異なる使われ方をする場合も
ただ、不動産業界においては
内見・・・入居募集時にお客様にお部屋を見ていただく
内覧・・・新築の引き渡しの前に確認すること、新築だけでなくリフォームやリノベーションをした場合も工事が実地されているか確認すること。
といったように使い分けられていることが多いです。
ただ一般的にはどちらも「気になる部屋を申し込み前に見にいく」といった意味で使われるのであまり気にしなくても大丈夫です。
他にも関東では「内見」関西では「内覧」を使うという話もあります。
内見までの流れとかかる時間
とはいえ、勝手にお部屋へ出向いても、当然お部屋には鍵がかかっているので勝手に行けるものではありません。よくある内見の流れについてご説明いたします。
内見したいお部屋を見つけよう
まずは仲介業者にお部屋を紹介してもらい、内見したいお部屋を伝え、鍵を手配してもらいましょう。その後、日程調整を行い、所定の日時に仲介業者の営業マンと待ち合わせをして、物件を案内してもらいましょう。
内見にかかる時間は? 1日に見れるお部屋の数は?
気になったお部屋はできるだけたくさん見たいですよね。ですが、基本的には1日に見る物件の数は多くても3〜4件が限度です。
内見が可能な時間帯は10〜18時までと限られてる場合が多く、1箇所の内見に30分〜1時間程度かかったとして、次のお部屋への移動時間も考えると、効率的に回ったとしても、見れるお部屋の数は5,6件が限界です。
とはいえ、一日にあまり多くの物件を一度に見るとそれぞれの印象が曖昧になってしまい、かえって決めづらくなってしまうことが多いです。ですので、しっかりとお部屋を吟味するためには、多くとも1日3〜4件が限度ということです。
昼と夜では日当たりも変わってしまうので、どうしてもたくさんのお部屋を見たいという場合は、何日かに分けて内見に行くのがよいでしょう。
内見したい物件までの行き方
仲介業者の車で店舗からその物件まで行く場合と、物件の最寄駅から歩いていく場合があります。オススメなのは後者で、実際に駅から歩くことで、お部屋から駅までの時間や、周辺の雰囲気などを体感することができるためです。徒歩10分以内となっていたけど、実際は歩道橋を2つも越えければならない……なんてことも、実際に歩いてみることで確認できます。
行きは車で行った場合も、帰りは駅まで歩いてみるとよいでしょう。このように、お部屋だけでなく周辺環境もチェックする必要があるため、余裕を持って時間を空けておきましょう。
いざ、お部屋を内見!
営業マンがエントランスのオートロックやお部屋の鍵を開けてくれます。その間にも共用部分をしっかり見ておきましょう。詳しくは「内見に失敗しないための14のチェックポイント」「物件まわりの環境についてチェックしておきたい4つのポイント」でご説明します。
ちなみに、内見中にトイレは使えないことがほとんどです。お部屋の水道が開通していません。事前に済ませておきましょう。
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内見に必要な持ち物
内見に必要な持ち物リストです。すべて必須というわけではないですが、このくらいあれば十分でしょう。
- 筆記用具
- メモ用紙
- メジャー
- 図面
- 方位磁針
- カメラ
- スリッパ
- 印鑑
- 身分証明書
気づいたことをメモするための筆記用具とメモ用紙(スマートフォンでもいいかも)、今自分が持っている家具や家電が入るのかをチェックするためのメジャー、実際の部屋と見比べるための図面など。方位磁針やカメラもスマートフォンで代用できますね。
暗くなってから内見する場合に役に立つライトもあると便利です。お部屋にはまだ電気が通っていないことがあります。
スリッパは汚れが気になる人は持っていきましょう。不動産会社や仲介業者が用意してくれることもあります。
印鑑と身分証明書は内見後にお部屋を契約するために必要です。
内見へ行く前に準備しておくべき「コト」
必要な持ち物とも関連しますが、内見の前に以下の「コト」も準備しておきましょう。
- 持っていきたい家具家電の寸法
- 希望する条件
- 引っ越し予定日
- 勤務先の情報
- 同居する人の情報
- 連帯保証人とその情報
特に引っ越し予定日と勤務先、同居人、連帯保証人の情報は内見後の契約に必要です。引っ越しシーズンとなる3月や4月は競争が激しいため、内見で気に入ったお部屋はすぐに契約してしまいましょう。考えている間に別な申し込みが入ってしまうかもしれません。
お部屋を決める前に内見をしたほうがいい理由
最近はネット上の物件情報でも、間取りや室内写真、設備情報などの細かい情報が載っています。
ですので「内見に行く時間がもったいないし、写真を見た限り室内も綺麗そうだし日当たりも良さそう、自分の欲しい設備も揃ってるしこの部屋以上の部屋なんてないだろうし、内見しないで契約してしまおう!」と、思ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、内見せずに部屋を決めてしまうことは正直オススメしません。
なぜなら、ネット上の情報では、部屋の周囲の環境まではわからないからです。壁が思っていたよりも薄くて隣や上の部屋の音が聞こえる、隣の部屋のベランダが不衛生で虫が発生している、地図で見たら繁華街が近いから人通りが多いと思っていたら実際は街灯が少なく人通りも少なかった……、といった、隣人や周囲の治安など、実際に行ってみないとわからないことが多いためです。
もちろん、退去前で内見できない、忙しくて全く時間がとれない、といったどうしようもない場合もあると思いますが、そうでない場合はなるべく内見をするのがオススメです。
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内見に失敗しないための14のチェックポイント
内見の大事さについておわかりいただけたでしょうか?
ただ、注意して欲しいのは、内見は「行けばよい」というものではないのです。
内見に行って納得したはずなのに、実際に住んでみると失敗した!もう引っ越したい……なんてことならないように、
内見時に気をつけておきたいポイントをご紹介していきます。
1.不動産会社の人が信頼できる人物かどうか
不動産会社は入居者とオーナーとの架け橋となるものです。
オーナーさんとうまく連携が取れているか、困った時にしっかり相談に乗ってくれそうかなどをしっかり見極めましょう。問題があった時に大家さんに取り次いでくれず知らんぷりするだけでなく逆ギレしてきたりなど、タチの悪い不動産会社もあるので気をつけましょう。
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2.エレベーターや廊下、ゴミ捨て場などの共用部分は綺麗か
管理が行き届いてなかったり、モラルの低い人が住んでいる可能性があります。
こういったところも気持ちよく住めるかどうかに大きく関わってくるのでしっかりチェックしておきましょう。
3.壁の厚さ
快適に生活をするために一番大事なところではないでしょうか。隣の部屋の人の生活音が聞こえる、上の階の人の足音がうるさいなんて環境で快適に暮らせるとは思いませんよね。どんな素材を使っているのか、実際に隣から音が聞こえてくるかどうか確かめてみましょう。平日の昼だと外出している人が多いと思うので、夕方ぐらいに行ってみるといいかもしれません。子供の声が気になる人は事前い不動産会社に確認しておきましょう。個人情報保護法もあるので、限界はあるかもしれませんが。逆に子供がいるので周りに迷惑がかからないように壁が厚いほうがいいという人もいると思います。結構子供の声や足音でトラブルになることが多いみたいですね。その場合は1階の部屋を選ぶと足音の問題は解決出来ますよ。
4.日当たり
こちらも写真ではなかなか確認できない部分です。写真で日当たりが良さそうに見えても実は1時間くらいしか陽が差し込まないなんてこともあります。方位磁針で部屋の向きを確認しつつ、周りに日光を遮るような建物がないか確認しましょう。
5.におい
意外と以前の居住者のタバコの臭いなどが残っているものです。時が経てば無くなりますが、しばらくの間は我慢しないといけません。他にもよくわからないけど不快な臭いがする場合は不動産会社の人に聞いて、原因を把握しておきましょう。
6.水回りは清潔かどうか
水回りとはお風呂、トイレ、キッチン、洗面所のことですね。この部分は自然と目がむくのではないでしょうか。以前の居住者の使用環境が悪いとコバエの死骸があることも。他にも浴室の近くはカビが発生しやすいのでしっかり確認しておきましょう。とくに鉄筋コンクリート造りの場合は要注意です。カビが発生しやすいことが多いです。ついでに、風呂場でシャワーの水圧も確認しておきましょう。ただ、水圧が弱くてもシャワーヘッドを交換すれば改善することもあるのでそこまで神経質にならなくても大丈夫です。換気扇もしっかり機能するか、必要以上にうるさくないか確認しておきましょう。
7.家電や家具が置けるかどうか
このときに活躍するのがメジャーですね。自分が持っている洗濯機や冷蔵庫が設置できるか確認しましょう。また、コンセントの数や場所もチェックしておきましょう。キッチン周りにコンセントがなくて冷蔵庫がキッチンに置けないと不便ですよね。
8.通信環境が悪くないか
事前に図面に書いている場合が多いですが、不動会社の人に尋ねながら自分の希望する通信環境に適するのか見ておきましょう。アナログ回線しかないなんてこともあるので要注意です。また、携帯の電波が悪くないかも確認しておきましょう。
9.ブレーカーの電圧が足りるか
普段自分がどのくらいの電圧まで電気を使っておくといいのですが、一人暮らしの場合だと30Aあれば十分です。20Aでもそこまで電化製品を使わない人なら大丈夫です。ただその場合、キッチンがIHかどうかも確認しておきましょう。IHだと20Aでは足りない可能性があります。
10.ドアや窓はスムーズに動くか
サッシが古く窓が開けにくい、ドアのたてつけが悪いこともあります。押入れやクローゼットなども同じです。ただ、伝えれば入居までに修理してくれることあるので、修理が可能かどうか聞いてみましょう。またこの時、収納スペースに自分の持ち物が全ておさまりそうかどうかも確認しておきましょう。
11.壁紙や床の汚れと傷
こちらも意外と残っていることがあります。壁紙の交換は比較的対応してくれることが多いので、壁の汚れが気になる時は交換可能かどうか聞いてみるといいかもしれません。
12.湿気のこもりやすいところにカビがないか
水回りのところでも触れましたが、浴室まわりはカビが発生しやすいです。他にも、クローゼットや下駄箱もしっかり見ておきましょう。壁のクロスが一部剥がれている場所は冬場に結露が多くなっている場所なのでそこも要チェックです。エアコンが設備として元から設置されている場合はエアコンの中もカビが発生していないか見ておきましょう。
13.ベランダが安全かどうか
1階以上だとしても、ベランダの近くに足場になるようなものがあったら意味ないですよね。また、人目につかない場所に面している場合も狙われやすいので気をつけましょう。
14.耐震強度が十分かどうか
一般的に住宅性能表示制度の等級の2以上は欲しいです。不動産会社の人に聞いて確認しておきましょう。
物件まわりの環境についてチェックしておきたい4つのポイント
物件だけでなく、まわりの住環境についてもチェックしておきましょう。
1.スーパーやコンビニ、病院などがあるか
駅から家までの道のりや家の近くに、自分が欲しいと思っている施設があるか見ておきましょう。
特に病院なんかは家から近い方が嬉しいですよね。
2.近くに騒音となりそうな施設がないか
どれを騒音とするかは人によりますが、子供の声が気になる人は小学校や保育園、公園の近くは避けた方がいいかもしれません。他にも車の出入りが激しい場所なんかも気をつけた方がいいですね。
3.煙や強いにおいを発生させる場所がないか
飲食店の近くや工場の近くだと起こりやすい問題です。洗濯物に臭いがついてしまったりといいことがないのでなるべく避けたいですね。特に、1階が飲食店やコンビニの場合は臭いだけでなくゴキブリが発生しやすくなっていることもあるので気をつけましょう。
4.治安は悪くないか
実際に物件の周辺を歩いてみて確認しましょう。とくに帰宅する時間が遅くなる人は夜の様子を見ておきましょう。これは命にも関わることなので人通りがあるか、街灯が多いか、近くに交番はあるかなどしっかり確認しましょう。
後悔しないお部屋探しをするために、内見はしっかりと!
長々と内見の際に気をつけておきたいポイントを紹介してきましたがいかがでしたか?
全てのポイントに気をつけて内見するがもちろんいいのですが、時間的に難しいということもあると思います。
その場合は事前に自分が譲れないポイントを書き出して優先順位をつけたチェックリストを作っておくとスムーズに内見できます。
治安や騒音が気になる人は内見をした日中だけでなく、自分で夜などの別の時間帯に下見に行くことをオススメします。
これで部屋探しは完璧ですね!
納得のいく部屋を見つけて楽しい新生活を始めましょう!