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賃貸契約に連帯保証人は必ず必要?
部屋を借りたいと思った時、色々と手続きがありますよね。
賃貸契約という契約をしなければいけないのですが、みなさんはそうした契約の中身を詳しく知っていますか?
賃貸契約をするにあたって入居審査というものがあり、この審査を通して、貸主(大家さん)が「この人に部屋を貸して大丈夫なのかな?」ということを確認をします。
そして、その入居審査で必要となってくるのが連帯保証人です。しかし、連帯保証人として認められる人にも条件があり、「連帯保証人になれる人がいない」という場合も…
「連帯保証人がいないと賃貸契約はできない?」と不安になっている方もいると思いますが、今回はもし連帯保証人がいなくても部屋を借りることができる方法をご紹介します。
一般的な賃貸契約の流れ
まずは一般的なお部屋探しから入居までの流れをみていきましょう。
▼ STEP1:物件探し
家賃・間取り・エリアなどの希望を整理して、情報誌・ネット・不動産会社に直接連絡などをして物件を探します。
▼ STEP2:問い合わせ
気になる物件を見つけたら、すぐに問い合わせをして内見(物件の下見)の日程を決めます。
▼ STEP3:内見
決めた日程で物件の下見にいきます。
部屋だけでなく物件周辺の環境などもチェックしましょう。
▼ STEP4:申し込み(ここまでで、だいたい1〜2ヶ月半程度)
入居申込書で手続きをします。
また、申込金といって、契約前に物件を仮押さえする意味でお金の支払いが生じる場合もあります。契約をしなかった場合は返金され、契約が成立した場合は敷金・礼金の一部となります。
▼ STEP5:入居審査結果の発表(早くて2〜3日。長くて1週間程度)
入居申込書の内容に基づき、貸主(大家さん)が審査を行い、その結果を待ちます。
▼ STEP6:正式契約
無事入居審査を通過し、正式契約を結んだら、引越し日を決めます。
正式契約までは、だいたい3ヶ月程度かかります。
つまり、入居したい日から逆算して、遅くとも3ヶ月前には動き出すといいでしょう。
入居審査とは
入居にあたり、貸主(大家さん)が「安定した支払い能力があるか」「風紀を乱す恐れがないか」などの点をふまえて、入居希望者を審査します。これが入居審査です。
まず入居申込書を記入し、それに基づいて貸主(大家さん)が審査をします。記入事項は入居者本人の名前・住所・電話番号・職業・勤務先・年収などがあります。また同居者がいる場合は同居者についても記入事項があります。
さらに、入居申込書に記入しなければならないものには、連帯保証人に関する事項(職業・年収・勤務先・連絡先など)が含まれています。
連帯保証人として認められる人とは?
連帯保証人は、誰でもいいという訳ではなく、連帯保証人として認められるには、主に次の条件があります。
■ 親族である(2親等以内、すなわち親、子、祖父母が望ましい)
■ 職業:安定した収入があるかどうか
■ 収入のある人:支払い能力があるかどうか
■ 高齢でない人:あまりに高齢だと認知症や寿命などがリスクとなる
※これ以外に不動産会社によっては何らかの条件を課すこともあります。
連帯保証人がいない人は?
「親が定年退職している」「親が失業してしまった」「親戚がいない」などの理由で連帯保証人がいない……そんな人は、もう賃貸物件を借りることはできないのか、すごく不安になりますよね。
ですが、連帯保証人がいなくても、賃貸契約を結ぶ方法はあるんです!
それは大きく分けると次の3つです。
1:保証会社を利用する
連帯保証人の代わりをしてくれる会社が存在し、こうした会社を保証会社と言います。この保証会社は多くの場合、自分で探す必要はなく、不動産会社が用意していますので、保証会社との契約に関しても不動産会社の指示に従いましょう。
【注意すべき点】
保証会社を利用する場合はその契約料が発生します。
例えば、
「2年間で家賃の1カ月分を支払う」
「2年ごとに、家賃1カ月分の40~70%+契約更新ごとに1万円を支払う」
「1カ月の家賃の数%を毎月支払う」
など保証会社によって料金体系は様々です。しっかりと確認した上で利用しましょう。
また、保証会社を利用する際にも審査があります。これは過去に何度も家賃滞納をしていたなどの理由がなければ、落ちることはほとんどないようです。
2:クレジットカードで家賃を支払う
保証会社が発行するクレジットカードで家賃を支払うと、連帯保証人が不要になるというサービスがあります。これを利用することで連帯保証人がいなくても賃貸契約をすることができます。
【注意すべき点】
クレジットカード会員になることができるかどうかという入会審査があります。
その審査に通らなければ利用できませんので、ご注意ください。
3:連帯保証人が不要の賃貸物件
不動産会社には、連帯保証人不要の物件というものもありますので、その物件を選べば連帯保証人がいなくても賃貸契約を結ぶことができます。
【注意すべき点】
家賃保証や賃貸保証という保険に加入する必要があるため、初期費用、更新料が割高に設定されていることがあります。
保証会社との契約が別途必要になる場合もありますので、確認を忘れずに行いましょう。
まとめ
連帯保証人になれる人がいないけど、賃貸契約ってできるの?不安だな…と感じていた人も部屋を借りることができると分かっていただけたでしょうか。
ただし、紹介した方法それぞれに注意すべきポイントもあります。
利用を検討する場合は、しっかりと契約内容などを確認して、自分にあったものを選ぶようにしましょう。
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