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クリエイターになりたいなら、このエリアに住むべし!
「○○が多く住む街」「△△を多く輩出した街」などと聞いたら、それを目指す人たちはそのエリアに住んで、まずは気分から、形から入っていこうという気分にもなるのではないでしょうか?
なにはともあれ形から入る!っていうのも、結構重要なポイントであったりもします。
今回ご紹介するのは、「クリエイターになりたい!」と思っている人におすすめのエリア。
今、ものづくりの発信源として注目されているエリアをご存知でしょうか?
実は、東(ひがし)東京エリアを活動の拠点とする若手クリエイターが増えているんです!
いったいどんなエリアなのでしょうか?その特徴や魅力についてまとめてみました。
台東区が目指す、ものづくりの街とは?
台東区には昔から多くの職人が住んでいました。
革製品や帽子、アクセサリーなどの装飾品やファッション雑貨を取り扱う、いわゆる「専門店」が軒を連ねているのがこのエリアです。
職人による手作りのモノや専門店は、時代の変化とともに、盛衰を繰り返していますが、そんな流れの中、少しずつ変容してきたこのエリアは、「ものづくりの街」として地域に根強く根付いています。
そして近年、その昔ながらの熟練の職人たちだけではなく、クリエイターと呼ばれる若い世代がこのエリアに集まり始め、ものづくりをする材料が揃いやすいという理由だけではなく、「地元に根付いた活動をしていこう!」「地域を盛り上げていこう!」という点からも、この地域には新しい魅力が生まれています。
東京・徒蔵(カチクラ)エリアとは
台東区エリアは、モノづくりの街として、アトリエやショップが徐々に増えてきている注目のエリアです。
なかでもそのエリアの名前の由来にもなっている御徒町から蔵前、そして浅草橋といった界隈では、東(ひがし)東京の中でも、モノ作りをするクリエイターたちが多く集まる場所として注目を浴びています。
工房やショップなどが集まる場所として注目のJR高架下の「2k540(ニーケー ゴーヨンマル)」や「台東デザイナーズビレッジ」、そして、街をあげてイベントなども開催され、人とエリアが一体となって盛り上げていこう!という雰囲気に包まれています。
徒蔵の魅力とは?
さらに細かくエリアを紹介すると、御徒町から新御徒町周辺、そして小島町と鳥越街を抜けて蔵前駅をとおり、そして浅草橋へ。これが徒蔵エリアです。
伝統的なものづくりの街に、近年の若いクリエイターたちのエネルギーがプラスされ、「ものづくりの街」に新しさが生まれてきました。古き良きものが残りながら、新鮮なもの、新しいものに刺激を受けて共存し、活性化しているエリア。その絶妙のバランスがこのエリアの魅力でもあります。
新しいものを生み出していくクリエイターたちの制作意欲に刺激を与え、街に活気を与え盛り上げている注目のお店、ものづくりの街ならではのおすすめのお店を、厳選して5軒ご紹介します。
1:【蔵前】m+(エムピウ)
(出典:m+)
イタリア・フィレンツェの工房で修行したという、店主の村上雄一郎さんの革加工技術とセンス、そして機能性がキラリと光る商品がずらりと並んだ店内。
カッコよさは他にはないと評判で、色鮮やかな赤や黄色の革製品は男女問わず大人気です。
■ 住所:東京都台東区蔵前3-4-5 中尾ビル
■ 営業時間:11:00-19:00
■ 定休日:日曜・月曜・祝日
■ 最寄り駅と所要時間:浅草線、大江戸線 蔵前駅徒歩3分
■ お店情報サイト:m+
2:【新御徒町】木本硝子 江戸切子・グラスの専門店
(出典:ALEXCIOUS)
創業80年、現在の店主は3代目という老舗の硝子、グラス、江戸切子などの食器専門店です。
伝統工芸という昔ながらの技術に若手のデザインを取り入れて、新たなものを生み出しています。
■ 住所:東京都台東区小島2-18-17
■ 営業時間:10:00~17:00
■ 定休日:土曜・日曜・祝日
■ 最寄り駅と所要時間:都営大江戸線、つくばエクスプレス 新御徒町駅より徒歩1分
■ お店情報サイト:木本硝子
3:【浅草橋】Syuro(シュロ)
(出典:excite.ism)
デザイン会社として始まったSyuro。
地元で失われつつあった日本の伝統や職人の秘術を今の暮らしの道具に馴染むようにデザインを通して、モノづくりを始めたというちょっと変わったアトリエです。
どこか懐かしさを感じる心が落ち着くデザインが特徴的です。
■ 住所:東京都台東区鳥越1-15-7
■ 営業時間:12:00~19:00
■ 定休日:曜・祝日定休(仕入れによって不定休)
■ 最寄り駅と所要時間:JR総武線、都営浅草線 浅草橋駅より徒歩8分
■ お店情報サイト:Syuro
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4:【新御徒町】cheer浅草店
(出典:mon favori)
リネンの風合いを活かした洋服が中心。作家物の雑貨も販売しています。
クタっとした独特の質感が特徴的。1度身につけたら、あまりの心地よさに手放せなくなること間違いなしです。
■ 住所:東京都台東区元浅草3-16-16 1階
■ 営業時間:10:30〜15:30
■ 定休日:火・木・日定休(臨時休業アリ)
■ 最寄り駅と所要時間:都営大江戸線、つくばエクスプレス 新御徒町駅より徒歩1分
■ お店情報サイト:cheer
5:【蔵前】ink stand by Kakimori
店内は木の温もりが伝わってくるような、どこかほっこりする感じがします。
「書くこと」に繋がる様々な道具・雑貨にこだわった文房具店・カキモリのインク専門店がink stand by Kakimori。
オーダーメイドのインクと万年筆をセットにして、ちょっと変わったプレゼントはいかがですか?
■ 住所:東京都台東区蔵前4-20-12
■ 営業時間:12:00~19:00
■ 定休日:日曜・月曜・祝日
■ 最寄り駅と所要時間:都営浅草線、都営大江戸線 蔵前駅より徒歩3分
■ お店情報サイト:カキモリ
たくさんの技が集まる『2k540 AKI-OKA ARTISAN』
(出典:NIKKEI TRENDY NET)
秋葉原~御徒町間のJR高架下にオープンした商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケー ゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」。
目指しているのはまさに「ものづくりの街」。
通常の高架下の商業施設は「高架下であることを隠す」といったものが多いですが、ここはメインストリートとなる部分を高架下に設置し、高架柱は丸見えの状態です。ただし、そこはクリエイターたちが集まる場所ですから、白く塗装した空間はおしゃれに見えてくるから不思議なものです。全国どこをみてもこのようなデザインの高架下商業施設はここ以外にはなく、注目を集めています。
「2k540(ニーケー ゴーヨンマル)」という施設名は、東京駅から2.54kmに位置するという鉄道用語が由来。
倉庫や駐車場が続き、暗いイメージだった場所が、真っ白に塗装した空間に生まれ変わることで明るく変わりました。決して便利とは言えない場所であるならば、別の魅力を打ち出せばいい!ということで、ものづくりが根付いている街、伝統工芸を次ぐ職人が多い地域というのを利用しよう!というのがアイディアの発端になっています。
近年、青山などで活動していたアーティストが、アトリエや事務所をこのエリアに移しているという傾向を生み出した、きっかけとなった場所とも言えるでしょう。
台東デザイナーズビレッジの魅力
(出典:アーティスト高橋理子の活動報告兼日記)
「台東デザイナーズビレッジ」とは、台東区内で起業する若手クリエイターの起業を支援する施設で、制作活動を始めるには、絶好の環境です。
今までに、30を超えるブランドが巣立ち、そのうちの20ほどのブランドは台東区に残って活動を続けています。素材や道具はもちろんのこと、古くからこの地域に住む近所の職人さんたちとの出会いにより、事業として成立して成長できる場所となっています。
ものづくりの街に、新たなアイディアを持ったクリエイターたちが集まり、技術を持った職人さんたちと一緒に創作していく中で、街全体が活気づいていくという仕組みなのです。
「モノマチ」というイベント開催時には、特別にここのアトリエを見ることができるので、ものづくりの原点を見てみたい!という方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
クリエイターだけではなく、個性あふれる「モノ」を見ること、手にすること、選ぶことにおいては、買う側の「目」も試されます。
同じ素材を使っても、お店やクリエイターによって生み出される「モノ」が全く変わります。
ひとつの「モノ」が生まれるまでに関わった人々、工程を知ることで、さらに「モノ」への愛情も生まれてくるものです。
個性をや感性を刺激したいなら、こういった「ものづくり」が活発な地域に住んでみませんか?
クリエイターはもちろんのこと、彼らが生み出した「モノ」を通して感性を刺激したい人にもおすすめのエリアです。
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