失敗しない物件選びのコツ!自分が譲れない条件を見極めよう!

こんにちは、ietty magazineのライター・みさぽんです! 私はついこの間まで都内で一人暮らしをしてましたが、金欠のため今年から埼玉県にある実家暮らしに戻りをしています(脱毛サロンとか美容エステとか、25歳女はけっこうお金がかかるのよね……)。現在は、片道1時間半をかけて恵比寿の職場に通勤中。

実家暮らしは快適だし金銭的にも余裕もできるけれど、打ち合わせや会食・女子会などで、ほぼ毎日、都内で誰かしらと飲んでいる生活。終電で帰ることもしょっちゅうあり、体力的に厳しくなってきました。脱毛サロンのローン支払いが9月で終わったので、そろそろ一人暮らしを始めたいと考えています。そこで悩んでいるのが物件選びの条件

妥協しなければ良かったこと

引っ越しをするときに重視する条件は、バストイレ別・駅から徒歩5分以内・築5年以内・2階以上・家賃10万円以下ーーなど、さまざまなポイントがあります。しかし、求めることが増えるとそれに反比例して、希望に合う物件は減ってしまうもの。いくつか妥協する点が必要になってきます。

わたしが初めて一人暮らしをしたときは、バストイレ別・2階以上・新築を希望し、駅から自宅までの距離を妥協。その結果、23区内ながら6万5千円というリーズナブルな家賃で住むことができましたが、駅まで徒歩20分かかりました

歩くことが好きなので、あまり気にしてはいませんでしたが、遊びに来た友だちから「遠いからもう遊びに行き来たくない……」と言われることもしばしば……。ホームパーティー用に買ったタコ焼き器は、一度も使われることなく今は実家の倉庫に眠っています。友だちとワイワイ過ごすことが好きな私にとって、駅からの距離は妥協すべき点ではなかったのかもしれません。

次に住む部屋は、自分の希望に合った条件のところを選びたい!ということで、不動産歴12年、iettyでチャットセンター長※1をしている帆足通さんに「物件選びで妥協していい条件・しないほうがいい条件」を聞いてきました。物件選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

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物件選びで妥協してOK

キッチン

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妥協しても特に困らないのは、キッチン周り

「料理を毎日するぐらい好きな人って、実はあんまりいないですよね。それに、一人暮らしで自炊をすると、食材を余らせてしまいがち。外食よりも食費が高くなってしまう可能性があるので、狭くていいし、2口コンロでなくでもいいと思います」(帆足さん)。

確かに、わたしも一人暮らしを始めたばかりのときにキッチン用品を一式購入したものの、料理をする機会があまりなく、半分以上使わずに実家に持って帰ってしまいました。仕事が忙しい時期はスーパーが閉まるころに最寄り駅へ着くため、結局コンビニに頼ってしまうこともしばしば。日常的に料理をしないのであれば、キッチンスペースは広くなくてもよさそうです。

ただし、作業台はせめてまな板を置けるスペースがあったほうがいいとのこと。作業台が狭いと、いざ料理しよう!と思っても、刻んだ野菜があふれたり、料理器具を置けなかったりで、なかなかはかどらないからだそう。

築年数

築年数

次にチェックしておきたいのが築年数。建物の見た目を気にしないのであれば、築年数はそこまで重視しなくても問題ないそう。また、耐震についても、こんなアドバイスが。

「震災時の強度が気になるなら、昭和56年(1981年)に定められた新耐震基準を参考にしてみてください。新耐震基準とは、1978年に発生した宮城県沖地震を受けて導入された法律で、地震に対して建物が耐える能力を定めたもの。最低限度の耐震能力を持っていることを保証し、震度6強から7の地震が起こっても建物が倒壊せず、中にいる人の安全が確保できる建物であるとしています」(帆足さん)。

つまり、昭和56年以降に建てられた物件であれば、耐震強度にあまり差はないと言えます。

妥協しない方がいい条件

セキュリティー

セキュリティー

次に紹介するのが、妥協しない方がいいポイント。女性に特に気を付けてほしいのは、セキュリティー面です。安全面を考えてオートロックを希望する女性が多いそうですが、実はこんな落とし穴があるそうで……

「オートロックでも、隙があれば誰かの後ろについて、中に入ってしまうことができます。これを“共連れ”と言います。オートロックだからこその油断なのか、少しの距離だからと鍵をかけない人が多いのかもしれません」(帆足さん)。

オートロックだからといって油断は禁物のよう。また、オートロックよりは防犯カメラのほうが効果的とのこと。何か起こったときに犯人を見つける手がかりになるだけでなく、犯罪を起こしづらい環境を作ってくれるからです。その他、自分で身を守るならこんな手もあり。

「防犯カメラ以外にもおすすめなのが、鍵をディンプルキーにすること。ディンプルキーはプレートの表面に、穴がボコボコと空いているのが特徴。従来の鍵よりも複雑なつくりになっているため、コピーやピッキングができない仕様になっています」(帆足さん)。

オーナーによっては、鍵の交換時に通常のものからディンプルキーに変更してもらえるこも。ただし、その際は鍵交換費が高くなる場合もあるので、事前にしっかり確認を。

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ガスは「都市ガス」に

都市ガス

都市ガスとプロパンガスの物件なら、迷わず都市ガスを。都市ガスとプロパンガスを比較する時に気をつけなければならないポイントは、1㎥あたりの燃焼効率が異なるということです。結論から言うと、都市ガスの方が燃焼効率が低いためガス代が安く済みます

「都市ガスの方がおすすめなのが、ずばりガス代が安いから。都市ガスの料金は政府が公認する公共料金であるのに対して、プロパンガスの料金は政府や自治体が介入することはない自由価格です。つまり、プロパンガスの料金は業者が自由に決めることができるということ。だから、契約する会社によって、料金が変動してしまいます」(帆足さん)。

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広さを求めるならアウトフレーム工法を

アウトフレーム工法

部屋の広さを求めるなら、アウトフレーム工法の物件を選択しよう。アウトフレーム工法とは、柱や梁などのフレームを室外に出すマンションの建築工法のこと。

「昔建てられたマンションやアパートには、天井部分に四角いでっぱりがありました。このでっぱりがあるため、クローゼットやロフトベッドにデッドスペースができて、部屋が狭くなっていました。しかし、アウトフレーム工法は、柱を部屋の屋外部分につけて、空間を自由に使えるよう改善されたのです」(帆足さん)。

アウトフレーム工法では、室内側に柱型の出っ張りや梁が出ないため、家具などの配置もしやすく、室内空間もすっきりして、スペースを有効に使うことができます。部屋全体がすっきりとした印象になるので、インテリアも楽しめそう。

せっかくの物件探し。後悔のないよう、住んでからも満足できる部屋を借りたいですよね。希望条件に合った物件をiettyで探してみませんか?

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